塾長の松下です。
中学校でも小学校でも、数年に1回教科書が変わります。
ONE-Sで使用しているワークのほとんどは、教科書準拠ですので
教科書が変わると、ワークも全部入れ替えとなりますので、けっこう大変なんです。
それでも、教科書の内容が新しくなり、子どもたちが学びやすくなるのであれば
毎年であっても教科書を変えることには大賛成です。
しかし、実際はそうではありません。
どこを変えているのかよくわからない教科書や、表現を変えたことによって、わかりにくくなっている教科書もあります。
これほど頻繁に教科書を変える必要がなぜあるのか、私には勉強不足でよくわかりません。
数年に1回教科書を全教科変えることを決まりにするのではなく、学習する内容を変更したりするときに、必要な教科だけ教科書を変えるのが望ましいと思うのですが・・・。
この教科書に関しては、最近は残念なニュースが入ってきましたね。
教科書の出版会社から、教科書を採択できる立場の教員などにに金品を渡していたそうです。
おそらく、こういうことは最近だけでなく、以前からおこなわれてきたのだろうなと思います。
これでは、いつまでたっても教育がよくなるはずもありません。
どの教科書を採択するかの判断基準は1つ
「どの教科書が、子どもたちにとって学びやすいか」
そもそも、教科書を採択できる立場の人に、現場の教員の方はいらっしゃるのでしょうか?
現場を離れた校長や、教委員会の方が決めているのではないでしょうか?
どの教科書を採択するべきかは、現場の先生の判断がより正しいと考えられます。
現役の、現場の先生たちが担当の教科の教科書すべてに目を通し、そのうえで、もっとも良い
と思われる教科書を投票などで決めるといった形が自然だと思います。
こういった教科書問題だけでなく、教育に関するさまざまな問題はトップダウンではなく、
現場の先生はもちろん、私たち学習塾の講師や、保護者の方々、直接子どもに関わっている人の
意見をもっと吸い上げていくシステムを構築する必要があると強く思います。
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